写真で分かる!DS216jの開封からセットアップのまとめ

      2016/05/27

大切な写真や音楽どのように保管していますか?大切なデータをいつでも見れていつまでも保存したいということからNASを考えている人も多いのではないでしょうか。

そんなNASの決定版Synology社のDiskStation「DS216j」を今回購入しましたので、購入からセットアップまで徹底紹介していきます。

高価なNASなので

  • 設置に必要な大きさ
  • 設置後の音
  • 準備が必要なこと
  • セットアップでつまづくところがないか
  • どんなHDDが使えるのか?
  • どんな仕様の端子なのか?

など気になる方も多いと思いますが、徹底解説していきますので安心してDS216jを買うことができるでしょう。ぜひご参考にしてください。

今回買ったものを紹介

今回購入したのは次の2つのみです。

  • Synology社のDiskStation「DS216j」
  • 東芝 DT01ACA100 1TB SATA 6Gbps対応3.5型内蔵ハードディスク

DS216jとHDD

選定理由をそれぞれ紹介していきます。

Synology社のDiskStation「DS216j」

もともとMacにデータを保存し、Time Machineでバックアップしていました。任意の日付に簡単に戻れるので良いのですが、次の理由で不便になってきました。

  • 自宅にPCが増えてそのMacに保存するのが面倒になってきた
  • MacのOSをバージョンアップするにつれ、動作が遅くなりあまり利用しなくなった
  • Time Machineの保存先である外付けHDDが壊れた

Time Machineで利用していたHDDが壊れたことをきっかけに いろいろ考えた末、NASにしました。

バックアップは自宅に余っているHDDをUSBでつないで、毎日バックアップする処理を走らせようと思います。

保証が2年もありますが海外製なので、保証がきっちりとつくとこで買うと良いでしょう。私は下記から購入し、無事保証がついてきました。

東芝 DT01ACA100 1TB SATA 6Gbps対応3.5型内蔵ハードディスク

HDDの価格はどんどん下がっていますね。最近では3TBのHDDも1万円を切ってとても安いです。そんな中、今回購入したHDDの容量は1TB。理由は保存するデータがそんなにないということです。

具体的には私の保存データは全部で100GBちょっとです。

  • 音楽データ:50GB
  • 画像データ:50GB
  • その他:10GB
  • ムービー:ほぼなし

なので、1TBでもかなり贅沢なお買い物。3TBのデータ量よりも品質と価格を優先しました。

品質については詳しくは別途記載するかもしれませんが、安いWD製は故障率が高い一方、東芝・日立製は高勝率が低い傾向にあります。

東芝と日立では同じような故障率ですが、日立の方が東芝より大量に生産していましたので日立のOEMである「DT01ACA100」を選びました。価格は、¥5,920円。

悪くないです。こちらで購入しました。

スペックのおさらい

DS216jのスペックのおさらいです。特徴的で重要な点だけ抜き出します。

  • HDDの格納台数:2台(3.5インチまたは2.5インチのSATA)
  • 最大内部容量:16TB(8TB×2台)
  • 外部ポート:USB 3.0 ×2つ
  • LAN:Gigabit対応
  • Wake on LAN/WAN:対応
  • 動作温度:5℃〜40℃
  • VPN Server:可能
  • 保証:2年

保証が2年なのは嬉しいですね!

あとは、動作温度が5℃〜40℃です。忘れがちな項目ですが大切です。我が家は外断熱なのでなんとか耐えれそうです。

気になるかたは、スペック表を参照してください。

開封の儀!

Amazonから届いたダンボールから開けると、なんともおしゃれなパッケージが出てきました。Synologyはブランド戦略にも力を入れているようです。

バッファローなど他のNAS製品を比較しましたが、SynologyはWEBサイトからマニュアル、製品の細部まで徹底したブランド戦略ができており、調べれば調べるほど製品へのイメージが良くなって行きました。

さっそく、写真を紹介したいと思います!

DS216jのパッケージはおしゃれなダンボールに入ってきます。

DS216jのパッケージ

 

購入したHDDと一緒に。

DS216jとHDD

 

 

同梱の付属品を徹底紹介

パッケージを開けてみましょう。内容はあっさりしていて下記のとおりです。

  • DS216j本体
  • ACアダプター
  • 電源コード
  • LANケーブル(約1.2mでした)
  • HDD固定用のビス
  • DS216jのカバー固定用のビス
  • 保証書
  • 簡易的な設定ガイド

この内容物を写真で紹介するとこのような感じです。

DS216jの同梱一式

 

一つずつ紹介していきます。まずは、ACアダプター。

ACアダプター

仕様は下記の通りです。

入力:100〜240V、2.0A、50〜60Hz

出力:12V、5A

特筆すべきは、静電容量の大きいコンデンサが入っていることです。コンセントから抜いても、通電ランプがしばらく光っています。瞬電にもある程度耐えられるのではないでしょうか。

 

続いて、電源コード。

電源コード

プラグは3極の3Pではなく2Pのため一般のコンセントに対応します。助かりますね。

 

3.5インチや2.5インチのHDDを固定するビスも同梱されています。

ビスは多めに入っています。いまでは珍しいですね。

ネジ

 

さて、いよいよ本体。全面の写真です。

DS216jの全面

上から、STATUS、LAN、DISK1、DISK2、電源です。電源が少し離れているので、一瞬探してしまいました。

STATUS:緑-OK、オレンジ-要確認

詳細はLEDのインジケーターを確認してください。またLEDの明るさは4段階調整でき、光らせないようにすることも可能です。

 

続いて背面です。上部に大きなファンと下部に端子がいくつかあります。

DS216jの背面

 

拡大して見てみましょう。

DS216jの端子

リセットボタン、USB 3×2、LAN、直流電源、ワイヤーロックがあります。

 

続いて、セットアップについて紹介していきます。

簡単セットアップガイド

セットアップは簡易的なセットアップガイドに沿っていけばできます。

特ににつまづくことはありませんでした。

 

事前準備

事前に準備するものは、次のものです。

  • プラスドライバー:HDDの固定や、NASのカバーを固定するために利用します。
  • LAN:有線LAN。(ワイヤレスにも対応しますが、ワイヤレスドングルは同梱されていません。)
  • 電源:100V、50〜60Hzの交流で。雷が落ちても、瞬停があっても耐えられる電源が良いでしょう。
  • 固定IP:事前にルーターを設定して、固定IPを割り振っておきましょう。
  • 場所:コネクタを刺したりすると、幅12cm、高さ17cm、奥行き27cmのスペースは必要でしょう。

セットアップの流れを時系列で紹介

実際にセットアップしたときの画面を紹介していきます。

 

まず、HDDを取り付けます。カバーを前後にスライドすると簡単に外すことができます。

DS216jの中身

 

続いて3.5インチのHDDを取り付けます。

DS216jにHDDをセットした状態

付属のビスを4つ使って取り付けます。何も苦労することはありませんでした。

 

振動を抑えるためにビス付けするところはゴムパッキンがあります。細部までこだわりがあるこを感じます。

DS216jにHDDをセットした状態(アップ)

HDDの取り付けが完了したら、カバーを取り付けます。

続いて、LANと電源を差し込んで、フロントの電源を入れます。

「ビー」と一度BEEP音がするのでびっくりしないように気をつけましょう。

 

次からは、DS216jのOSにあたるDiskStation Manager(DSM)のセットアップです。説明書などでは、省略名「DSM」が使われるので慣れないうちは「?」となります。

ブラウザを立ち上げて「http://find.synology.com」にアクセスすると自動的にSynologyのNASをネットワーク上から見つけてくれます。ちなみにブラウザはChromeを使っています。

DS216jセットアップ画面1

 

DiskStation Managerのインストールが行われます。とくに何もしなくてもネットワークから最新のファイルが取得できるので便利です。

DS216jセットアップ画面2

 

インストールには10分くらいかかるとのこと。しばらく待ちます。

DS216jセットアップ画面3

 

再起動時に再度BEEP音がするので気をつけて下さい。
DS216jセットアップ画面4

再起動語後に、下記を入力して次に進みます。

  • サーバー名
  • ユーザー名
  • スワード

 

セキュリティーホールを狙われると危ないので、DSMアップデデートは「最新のDSMバージョンを自動的にインストール」を選びました。ミッションクリティカルなら「重要なアップデートを自動的にインストールする」を選ぶと良いのではないでしょうか。
DS216jセットアップ画面5

 

続いて、「QuickConnect」の設定です。固定IPのインターネット回線がなくても外部から接続できるサービスです。自宅外からNASのデータを見たいかたは設定が必要になる場合が多いです。

逆に、外部からアクセスをできる限り避けたい方は、設定をスキップすればOKです。
DS216jセットアップ画面6

 

パッケージ各種のセットアップです。スマホとの連携やメディアサーバーとして利用したい方はインストールしましょう。
DS216jセットアップ画面7

 

お疲れ様でした。セットアップ完了です!DS216jセットアップ画面8

 

設置してみての感想

今回、DS216jが届いてから、セットアップ完了まで写真を使って紹介してきました。

NASとなると多少ネットワークの設定が必要かと思いますが、今回はなにも設定することなくセットアップを完了し使うことができました。初心者がつまづきそうなところはないと言ってもいいと思います。

今度また紹介すると思いますが、静音性は高く静かな部類と言えるでしょう。

QuckConnectを用いた外部からのアクセスも何もつまづくことなく利用ができました。そのあたりも後日紹介していきたいと思います。

まとめ

今回、写真や音楽の保存目的としてNASのDS216jを紹介してきました。

NASとして機能が豊富なDS216jですが、少し高価なので、同じように検討されている方に、設置スペースやセットアップの難易度、事前準備、スペック、HDDの選定について紹介してきました。

その結果、セットアップはとても簡単で保証書が2年であることや、細部までこだわった製品の作りなど意外なことがわかりました。

私としては購入して大満足です。ブランドイメージも高く保っていることから、大きな値下げも期待できないため気に入った方は早めに購入することをおすすめします。

その他レビューは追って記事かしていきますー。

今回紹介した製品です。

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