かんたん&安全!自転車の乗り方の練習方法とコツを徹底解説

   

自転車の乗り方をどうやって教えたら早く乗れるようになるか悩んでいませんか?
自転車はコツを覚えればすぐ乗れるため、コツを早く覚えることができる練習方法を探している方が多いでしょう。

そこでこのページでは自転車の乗り方のコツを一番早く覚える練習方法やコツを紹介していきます。
また単に乗れるだけでは自転車を安心・安全に乗れるとは言えません。しっかり親として自転車にのるためのルールも教える必要があります。
このページを読むことで自転車の乗り方を早く覚えることができるだけでなく、怪我も少なく覚えることができるでしょう。ぜひ参考にしてください。

自転車の乗り方のおすすめ練習方法

昔は自転車の荷台を両親が支えて乗る練習をした方が多いと思いますが、最近では最初から普通の自転車に乗るのではなくペダルがない自転車でバランス感覚やコツを養う方法が効率的で主流です。
練習にかかる期間は半日〜3日程度で乗れるようになる人が多いようです。自分は苦労して乗り方を覚えた方なのであの苦労を返して欲しいですね。
自転車の乗り方のおすすめ練習方法は、次の順番で教えることです。

  1. ペダルなし自転車でバランス感覚を養う練習をする
  2. ペダル付きの自転車に慣れる練習をする
  3. ペダル付きの自転車を自分で漕いで進む練習をする
  4. ペダル付きの自転車を自分で漕ぎ出しの練習をするこの時のペダルの位置は、この画像のように時計の1時~2時の間が理想です。

ここからは各ステップについて説明していきます。

ペダルなし自転車でバランス感覚を養う練習をする

自転車は全身を使ってバランスをとる乗り物です。そのバランスをとるコツさえつければ乗れたようなもの。
その肝心のバランスをとるコツを身につける方法はペダルなし自転車(補助輪もなし)に慣れることです。

具体的は下の写真のような自転車でバランス感覚を身につける練習をします。
ペダルなし自転車

このペダル・補助輪がない自転車の名称はいろいろあるようで統一された呼び方はないようですが、下記のように表現されていることが多いです。

  • へんしんバイク(※商品名です)
  • ペダルなし自転車
  • バランスバイク
  • ランニングバイク
  • キックバイク
  • キッズバイク
  • ウォーキングバイク

並び順は検索数の多さです。ここページではペダルなし自転車と表現していきます。

ウォーキングバイクやランニングバイク、バランスバイクと名がついているように漕いで進むことが目的でないことが分かります。
2歳くらいからペダルなし自転車に乗せている家庭もあります。三輪車よりも自分で動かせるので楽しそうです。

練習場所は公園や散歩道、車がこないところならどこでも良いです。転ぶことが多いでしょうから芝生のある公園が適しています。

ペダルなしバイクの価格は安くはありませんが親子で楽しく自転車の練習できるなら価値はあると思います。

ただ、このペダルなし自転車はとてもたくさんあり選び方が大変です。そこでペダルなし自転車の比較とおすすめ紹介で紹介していますのでぜひ参考にしてください。

普通の自転車のペダルを外す方法もありますが、普通の自転車は大きく・重いためこけたときに痛く、立て直すときや漕ぎ出しが大変で子供が楽しく練習できない傾向にありますのでペダルなし自転車を別途購入することをおすすめします。

ペダルなし自転車での練習は次ようになったら次の練習にいっても良いでしょう。

  • 行きたい方向へ移動できる
  • 長い距離を安定してバランスをとりながら乗ることができる
  • こけても平気。自分て立て直すことができる
  • 楽しんで乗ることができる
  • 周りを見ながら乗ることができる

ペダル付きの自転車に慣れる練習をする

ペダルなし自転車に慣れたらいよいよペダル付きの自転車(もちろん補助輪なし)で練習です。
普通の自転車は大きく・重くなるためまずは慣れることから始めましょう。

軽い下り坂や後ろから押してあげたときに子供自身でバランスが取れているようようならOKです。

また乗り降りのポイントも教えましょう。具体的には下記のポイントを伝えましょう

  • 自転車は常に右側が来るようにする
  • 左から乗り、左に降りる

ペダル付きの自転車でのバランス感や乗り降り、こけたときの対処に慣れてきたら次の練習に移りましょう。
人によってはこの練習は不要かもしれません。

ペダル付きの自転車を自分で漕いで進む練習をする

ペダル付き自転車に慣れたら実際に漕いでみましょう。
注意点としては、次の2点です。

  • 自転車のサドルの高さを合わせてあげること
  • ブレーキで止まることを約束する

自転車のサドルの高さを合わせてあげること

サドルの高さは「子供が軽く爪先立ちで立てる高さ」に合わせましょう。

サドルは意外と忘れがちですが、これが正しくないと漕ぎにくく子供も辛くなってきます。
きちんと合わせてあげましょう。

ブレーキで止まることを約束する

子供は自分でスイスイと乗れると大人の言うことを聞かなくなります。
事前にしっかりと約束をして、安心・安全に自転車を使ってもらうよう事前にルールを徹底しましょう。

練習方法

大人が自転車の荷台を持ち、子供が自由に漕ぎます。
ポイントは下記の2点です。

  • 力まないこと
  • スピードが遅すぎないこと

なかなか慣れない場合はちょっとした下り坂でやってみても良いでしょう。

ここまでできればもう乗れたようなものですね。親も子供も満足感いっぱいでしょう。
最後は、漕ぎ出しの練習です。

ペダル付きの自転車を自分で漕ぎ出しの練習をする

最後の仕上げは自転車を自分で漕ぎ出す練習です。
教え方のポイントは下記のようになります。

  • ブレーキをかけた状態で始める
  • 右足で踏み出す
  • 右足のペダルの位置を時計の1時〜2時の間にする

最後の「右足のペダルの位置を時計の1時〜2時の間にする」ですが具体的には下記の位置です。

この時のペダルの位置は、この画像のように時計の1時~2時の間が理想です。

出典:子供が30分で自転車に乗れるようになる練習方法!補助輪の活用が鍵!

ここでも力みすぎるとうまくいきません。うまくいかない場合は適度に休憩をいれてみましょう。
また、サドルの位置が調整できていない人は確認してあげましょう。

うまく乗れたらしっかりと子供を褒めてあげてくださいね!

ペダルなし自転車の比較とおすすめ紹介

自転車のバランス感覚を覚えるのに最適なペダルなし自転車。いったい何がおすすめなのでしょうか。
私自身がかなり迷いましたのでおすすめを紹介していきます。

ペダルなし自転車の候補について紹介した後、それぞれの良し悪しを紹介していきます。

ペダルなし自転車の種類

  • ペダルなし自転車 ペダル付き自転車の両方が利用できる「へんしんバイク」利用する
  • ペダルなし自転車「専用」を利用する
  • 自転車のペダルを外して代用する

ペダルなし自転車 ペダル付き自転車の両方が利用できる「へんしんバイク」利用する

1台でペダルなし自転車にもペダル付き自転車にもなる「へんしんバイク」は1台を長く使うことができます。
少し値段が高いので気になるのですが、2台購入のことを考えると安くなります。
へんしんバイク

メリット

  • 安くしたい方
  • 置き場が1台分ですみ、他と比べ場所をとらない
  • ホームページがしっかりしていて不安なく購入できる

デメリット

  • 子供が2人いるならペダルなし自転車とペダル付き自転車の2台を購入したほうが散歩等に使え効率的
  • 自転車として見たときにカゴやベルなどがない
  • ペダルなし自転車「専用」と比べて重い。へんしんバイク:7.5kgでペダルなし自転車「専用」3kg〜4kgと比べると倍くらい重い
    ※ただし、普通の自転車12kg以上と比べると軽く、扱いやすい重さなのは間違いありません。
    重さ:ペダルなし自転車「専用」(3kg〜4kg) < へんしんバイク(7.5kg) < ペダル付き自転車(12kg以上)

おすすめな人

  • マンションや賃貸など置き場所が少ない方
  • 子供が1人で2人目の予定がない方

アドバイス

  • 標準ではスタンドがないので気をつけましょう。
  • 購入する場合はオプションのスタンドも合わせて購入しましょう。

ペダルなし自転車「専用」を利用する

ペダルなし自転車は子供がバランス感覚を養うために作られたものなので余分な機能はつかずシンプルです。
そのため重さも軽く子供でも取り扱いが楽で三輪車代わりに使う人も多いです。

ペダルなし自転車

メリット

  • 重さが軽いため、子供でも取り扱いやすい

重さ:ペダルなし自転車「専用」(3kg〜4kg) < へんしんバイク(7.5kg) < ペダル付き自転車(12kg以上)

デメリット

  • 将来、ペダルなし自転車とペダル付き自転車の2台を置く場所が必要

おすすめな人

  • 子供が2人以上いて、三輪車の代わりに使わせたい人
  • 子供に一番負担なく自転車を覚えて欲しい人

アドバイス

この分野で有名なSTRIDER(ストライダー)がおすすめです。
値段は高いですがブレーキがないため360度ハンドルを回すことができ、転倒時のハンドルロックがないためハンドルバーが体に加える衝撃を逃してくれます。
ブレーキがないと不安かもしれませんが子供の握力は十分でないことや止まるときに足腰で止まろうとするため、あえて不要の設計となっています。

ハンドルの硬さも徐々に軽くなるよう設計されるなど、見えない部分での配慮がされています。
プレゼント用途にも向きますしオークションでも高値がつきますので不要の際には売ることもできます。

自転車のペダルを外して代用する

子供用の普通の自転車からペダルを一時的に外す方法です。
もうすでに自転車がある方やお金をかけたくない方はこちらのパターンになるでしょう。
ペダルを外した自転車

 

メリット

  • 自転車が1台ですみ安く済む。また置き場所も1台分で済む

デメリット

  • 通常の自転車は重いため、子供が取り扱いずらい
    重さ:ペダルなし自転車「専用」(3kg〜4kg) < へんしんバイク(7.5kg) < ペダル付き自転車(12kg以上)
  • ペダルを外すための工具が必要となる

おすすめな人

  • すでに自転車がある方
  • 普通の自転車で自転車の乗り方を教えたことがある方

自転車のペダルを外す方法

自転車のペダルはほぼほぼ統一されています。
そのため必要な工具は15mmのスパナがあれば大抵の場合事足りるでしょう。

自転車のペダルは固く締め付けるため少々長いものが取り外ししやすいです。

ペダルを外す注意点としては、左側のペダルは逆ネジになっているのでご注意ください。
具体的には、左足のペダルは右回しをすることでネジが緩みます。通常と逆に回しましょう。

アドバイス

昔はみんなこの方法でした。愛情たっぷりに乗り方を教えてあげてください。

この方法を詳細に解説した動画がありますので紹介します。

自転車を安心・安全に乗るためのポイント

これまで自転車の乗り方についてどう教えるかについて説明してきましたが、安心・安全に自転車を利用しなければ怪我や事故が起こるでしょう。

ここでは、安心・安全に自転車に乗るための方法について説明していきます。

ヘルメットやプロテクターを利用する

練習時の怪我や事故はまだ予測がつきますが、自転車に乗れるようになったら怪我・事故は大人でも予想つかなくなります。
万一のことがないよう必ずヘルメットやプロテクターを身につけるよう教育しましょう。

実は道路交通法により13歳未満の子供が自転車に乗る場合、ヘルメット着用の努力義務があります。これは13歳未満が自分で運転場合、保護者と同乗する場合のどちらも対象です。

日本では2008年6月の道路交通法改正で13歳未満の児童、幼児のヘルメット着用が保護者の努力義務となった

出典:Wikipedia「ヘルメット (自転車)」

「努力義務」は違反しても罰則や法的措置を受けませんが怪我や不測の事故はいつも想定外のため絶対にヘルメットを着用しましょう。

ヘルメットやプロテクターはインターネットで安く購入できます。
プロテクターも両面テープになっているため子供でも着用することができます。

※男の子用のデザインもあります

※男の子用のデザインもあります

自転車の鍵を用意する

自転車に乗れるようになると散歩から買い物、公園など幅広く活用するでしょう。
そのときに自転車から離れることも多いはず。
子供の大切な自転車がなくならないように鍵を用意ておきましょう。

頑丈で大人の自転車にも流用できるものが最近では安く売っていますので紹介いたします。

安い鍵を買うと樹脂部分が溶けたり割れたりします。
この商品は安いにもかかわらず品質が高くおすすめです。

歩行者優先

歩いている人を優先しましょう。
道を譲ったり、通りすぎるときも十分な距離を開けスピードを落として通り過ぎましょう。

よそ見をしない。気になることがあれば止まる

子供は複数のことを同時にできませんのでよそ見は厳禁です。
気になることがあれば安全に停止するよう教えましょう。

自転車も左側通行

自転車も車と同様に左側通行を守りましょう。
すれ違う自転車と衝突しないようにルールを守りましょう。

一時停止を守る

交差点、踏切、「止まれ」の標識など一時停止する場所はたくさんあります。
このルールをしっかり守れないと飛び出しとなるため大変危険です。
しっかり子供と約束しましょう。
基本的なルールは以上となりますが、その他の自転車のルールについては警視庁の「自転車はルールを守って安全運転~自転車は「車のなかま」~」を参考してください。

教え方のコツ

自転車の上達スピードは人それぞれです。
すぐ乗れる子もいれば時間がかかる子もいます。

親と子の両方がストレスなく自転車の練習に取り組むコツを紹介します。

  • ムキにならない。楽しくなくなってきたら休憩を取りましょう
  • 良いところをたくさん褒めましょう
  • 休憩と水分をしっかりとりましょう

ムキにならない。楽しくなくなってきたら休憩を取りましょう

自転車の練習がうまく進まないとムキになる子がいます。
自転車は力任せで乗るものではありませんので逆効果です。

ヒートアップしてきたら適度に休憩を入れましょう。
また、練習を切り上げて翌日練習するとグッと良くなることもあります。

楽しく練習ができる範囲で取り組みましょう。

良いところをたくさん褒めましょう

少しでも良いところはどんどん褒めましょう。

子供は素直です。
褒められれば嬉しいですし、より良くしようと工夫と努力をします。

いい思い出とするためにもぜひ褒めてあげましょう。

休憩と水分をしっかりとりましょう

不慣れな自転車の取り扱いは体力を消費します。
子供にとって自転車はかなり重く、慣れるまでは取り扱いも大変です。
適度に休憩をとるのはもちろん水分もしっかり摂りましょう。

その他にはカメラやムービーをとって、乗れたときの嬉しそうな表情を記録するのも良いですね。


自転車練習をきっかけに いま話題のGoProで家族の思い出を動画で残していくのも素敵だと思います。

自転車の乗り方教室という方法

自転車協会や自転車屋が自転車の乗り方教室を開いています。最寄りで開催されているかもしれません。
そこで教え慣れているプロに教えてもらうのも良いのではないでしょうか。

まとめ

早く乗れる方法は

  • ペダルなし自転車でバランス感覚を養う
  • ペダルなし自転車に慣れたら通常の自転車にチャレンジする

といった方法が今の成功パターンです。

安心・安全に自転車を利用するためのルールは下記のとおりです。

  • ヘルメットやプロテクターを利用する
  • 自転車の鍵を用意する
  • 歩行者優先
  • よそ見をしない。気になることがあれば止まる
  • 自転車も左側通行
  • 一時停止を守る

自転車によって子供の活動範囲が広がり、より活動的になっていくでしょう。
そのきっかけになれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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