DS216jにsshアクセスしてLinuxサーバーとして活用する方法

      2016/05/27

Synology製のNAS、DS216jはどうやってコンソールにアクセスするか悩んだ方も多いのではないでしょうか。

ここでは、MacのコンソールやWindowsのPuTTYからsshを利用してDS216jに接続する方法を紹介いたします。

具体的な設定手順のマニュアルや解説、コマンドを紹介していきますので、初めての方でもDS216jにssh接続できるでしょう。
ぜひ参考にしてください。

DS216jにssh接続して何ができる?

DS216jはLinuxをカスタマイズしているため、DS216jにssh接続してアクセスするとDSM(DiskStation Manager)よりもさらに細かい処理や設定ができます。

一般的な操作はブラウザの画面を通して設定できますが、sshを利用することでLinuxレベルの処理や設定ができることになります。

Linuxレベルでの操作ができるとDSMでは設定ができないプログラムを設定し、サーバーとして機能させることなどができます。
つまりNASの価値だけでなく、サーバーとして活用することができます。

DS216jにssh接続するための設定

DS216jへのssh接続は、デフォルトでは利用できない状態となっています。
そのため、ssh接続を利用できるように変更する必要があります。

その方法はDSM 6.0 ユーザーガイドの25ページ「ターミナルサービスを有効にする」に記載されています。

公式なリファレンスを見ながら進めたい方は参考にしてください。試してはいませんがDS216j以外のSynology製NASの場合は同じような手順でできると思います。

実際の画面の操作を紹介します。

まず「コントロールパネル」を開き、右上のメニューを「上級者モード」にします。

DS216jでsshを設定する手順1

 

次に、「端末とSNMP」を開きます。

DS216jでsshを設定する手順2

 

「ターミナル」タブで「SSHサービスを有効化する。」にチェックを入れ、ポートを指定します。
このときポートはセキュリティーの観点から一般的な「22」を指定するのではなく、オリジナルの4桁を入れましょう。

DS216jでsshを設定する手順3

例では「1234」としましたがまだ分かりやすすぎると思います。
操作が完了したら「適用」ボタンをクリックしましょう。

以上で、DS216j側の設定は完了です。とても簡単ですね。

DS216jにsshを利用して接続する

ここではsshを利用してDS216jに接続する方法を紹介していきます。

とはいってもsshのコマンドを知っている人はとても簡単で、特に例外はなく、下記のコマンドでつながります。

具体的な例を上げると下記のパラメータの場合、次のようなコマンドで接続できます。

  • user名:suzuki
  • DS216jのIP:192.168.11.100
  • ポート番号:1234

 

コマンドを入力するとパスワードが聞かれますがuser名に対するパスワードを指定すれば特に苦労することなくログインできます。

ちなみに次のコマンドを入力すれば、特に問題なくrootアカウントにもなれます。

DS216jにssh接続するときの注意点

DS216jにssh接続するときの注意点としては、DS216jへ固定IPを割り当ててない場合は外部からssh接続はできません。

つまりSynology QuickConnectを利用している方はどこからでもssh接続はできず、同一LAN上でしかアクセスできませんのでご注意ください。

どうしても外部から接続したい場合は、固定IPを提供しているプロバイダーと契約すると良いでしょう。

GMOの固定IPアドレス付き接続は固定IP1つを1,000程度から始められるためおすすめです。
固定IPさえあれば、レンタルサーバーを契約せずにWordPressやメールサーバーなどをDS216jで運営でき、お得なサーバーとして運用できるでしょう。

GMOの固定IPアドレス

活用方法

sshを利用して私がしたかったことを参考までに紹介します。
それは、私が運用しているサイト(このサイトを含む)のバックアップファイルをDS216jに保存したかったからです。

WordPressのサイトやRailsのWEBサイトのバックアップファイルをrsyncを利用してDS216jにコピーしています。

レンタルサーバーで運用しているバックアップファイルの保存先がこれまでありませんでしたが、これでとりあえず安心な状態となりました。

まとめ

DS216jはNAS以外にもLinuxサーバーとしての価値もあります。

DSMも便利ですが、やはりLinuxサーバーとして扱いたい場合はsshで接続した方は多くいるでしょう。

本ページでは、DS216j側の設定の紹介とssh接続の方法を紹介いたしました。お役立ていただければ幸いです。